外国のメディアと言うのはしばしば他国に対して悪意ある記事を嬉々として取り上げるものです。今回の記事は2chで知ってもとのサイトを見て実際に感じた感想です。
まずは最初に見た2chのスレですがこちらです。
【ネット】アダルトサイトがクリスマスの日の訪問状況を公開。全世界22%減少に対し、日本だけが8%増加これだけならばふーんと言う感じだし、クリスマスといういわば特別の日で無くてもアダルトサイトくらい毎日見ているだろうと大して気にも留めないのですが、スレの中であった「日本では無料ポルノがクリスマスの人気ギフト」と言うレスが気になって、本当にそんなことを言っているのだろうか元の記事を調べたわけです。
こちらがそのサイトの記事ですが、
Brits watch less porn on Christmas Day says new research - but Japanese view MORE名前くらいは知っているデイリーミラーの記事ですね。
タイトルにいきなり日本が入っていることに驚きですが、いったいアダルトサイトを見たらどうだと言うのか、そのあたりのことは何も分かりません。ただクリスマスに日本ではアダルトサイトへのアクセスが8パーセントほど増えたと言うことなのですが、こんなものは日々変動するものだし、特にクリスマスだからといって特別なものがあるとは考えられません。ただ記事の臭いからアダルトサイトにアクセスするのはまともな人間ではないというような臭いを感じるので、そのあたりは胡散臭さを感じますね。
クリスマスギフト云々の言葉は記事の中の画像に確かにありました。それによると
free porn is a popular Christmas gift in Japan
と確かに書いてありました。
これについて大声を上げて反発するつもりはありませんが、そもそもなぜアジアで調査された国が日本だけなのかとか、キリスト教文化圏以外の国が日本だけだとか、調査方法にいろいろ問題があるように感じるわけです。またクリスマスの意味自体日本と西欧ではかなり違うのだから、アダルトサイトを見る数を比較することにも何の意味もないでしょう。それは十分承知の上でこうした記事を載せるということは、単にスキャンダリズムに迎合してアクセスを増やす作戦と言うことになると思います。
したがって放置と言うのが一番いいのでしょうが、一つ気になることがあるとすれば、西欧ではアダルトサイトをどのように扱っているのかと言うことです。日本ではあまり目くじらを立てるようなものではないというのが一般的な考えだと思われますが、逆に西欧ではアダルトサイトは悪魔に毒された人間の見るものだという考えでもあるのでしょうか。したがってそういったサイトを見るのはまともではない、つまり日本はまともではないという、そうした短絡的な思考がまかり通っているようにも感じるわけです。
このあたりは互いの文化の違いということにもなるので、どちらがいいとか悪いとかと言うことではないのですが、こうした新聞記事には自国の文化の優越を他国の行動から感じ取ると言ういやらしさを感じるわけです。
まぁミラーがイギリスでどういったポジションの新聞なのか知りませんが、アダルトサイトを見ることが攻撃材料になるというのはいかにも固いと言うか、面倒なお国柄でご愁傷様というところでしょうか。
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